どこかを示す羊

とりあえず続ける雑記なブログ

満員電車での攻防


今日は電車の混み方が激しかった
そもそもバスに乗っている時点で駅前が渋滞していたのが
何かを予感させていたのかもしれない
駅の2つ前のバス停から歩くことになり小雨も降り始める
昨日はうちのかみさんとケンカしたし
朝から憂鬱である

雨が小雨のまま駅にたどり着きいつものホームへ向かう
ふと電光掲示板に目をやると何か違和感が。
階段を上りながらそういえば時間が出てなかったと違和感の正体に気がついた

ホームに着くと人がたくさん並んでいる
どうやら上り電車が遅延しているらしい
電車を待ちながらイヤホンを探すが見つからない
もてラジの後半聞けないじゃない!!
またもや憂鬱な気持ちになる


電車を待っていると下り電車がやってきた
上りの列のせいでホームが狭くなっていて乗り降りが大変そうである
そんな中
「降りるんだよ、バーカ」
と若い男の声がする
その男は降りた後も
「そんなに急いで乗ってもしょうがねーだろ」
と大きな声で言っていたが相手には届いていないだろう
彼も朝から大変だね

やっと上り電車が到着しみんなこぞって乗り込む
私も中程に潜り込めたのでしばらくは安心だろう
車内のあちらこちらで服を引っ張るなだのイタイの声が聞こえるが動けないのでがまんするしかない
何度か駅に止まると人の出入りで体の向きが変わっていく
背中を向けてつり革につかまった女性もいつの間にかこちら向きになっていた
つり革に手を伸ばしている状態なので私の肩と胸の位置が同じになっている
おっ♪と思いはしたが
痴漢えん罪は御免被りたいので申し訳ない顔をしておく
残念ながら相手がダウン着てたので感触も何もサッパリ分からなかったが!!

感触が何もわからないとしても意識してしまうのは男の性であろう
しかし、私は忘れていた
こっちが意識してるものは相手も意識しているという事を!


その女性は頑張って体を入れ替え
別なつり革につかまり片腕で胸をガードする形態に進化した
女性は守る場所が多くて大変だなぁと思いながら
痴漢の可能性が無くなって良かったと安堵する

その後はなんとか自由な手でこの記事を書いていた



駅に着くたび車掌さんが

もう一歩奥までお詰めください
お荷物引いてください

と一所懸命にアナウンスしていたが

ドア前の1列降りてください

って言えたらどんなに簡単なんだろうな

乗車拒否する権利だってあるんじゃないかと思う反面
お客様は神様論者に噛みつかれるリスクがあるから
乗客に選択を委ねているんだろう